仮説②

通説によるアンケートから見えるもの

 

 アンケート結果から得られた情報によりますと「気力が湧かない」という項目も33件と半数以上にのぼります。では、気力が湧かなくなる原因とは何なのでしょうか。

無気力な状態が続く…抜け出すヒントとは? – 心療内科・メンタルクリニック・精神科|神楽坂こころのクリニック|東京都新宿区|最寄駅は神楽坂・飯田橋

によれば、「過度なストレスや疲労、自分にとって好ましくない環境が続くと神経伝達物質のバランスが乱れ、さまざまな精神・身体症状を引き起こします。」とあり、原因として以下のようなものを挙げています。

無気力症候群として現れるもの

病気として現れるもの

 

 

 また、「精神的に不安定である」という項目も37件と半数以上にのぼります。精神的に不安定であるとは、言い換えると情緒不安定とも言えます。

情緒不安定なときはどうすればいい?原因や診断、対処法などを解説します - LITALICO仕事ナビ

によると、情緒不安定は精神疾患・身体疾患などの一症状としてあらわれることもあり、その要因には、身体的なものと精神的なものの2つがあるとしています。

身体的な要因

  • 甲状腺機能亢進症(バセドウ病
  • 低血糖症
  • 睡眠不足などの生活習慣
    生理、妊娠や出産に伴うホルモンバランスの変化
  • カフェインやニコチン、アルコールなどの物質の作用 

精神的な要因

 

 今回は、参考にできる論文がなく、通説としてでしかあげることはできませんでした。今回の内容から考えられることは、気力や精神状態はPATM症状があらわれる直接的な要因とはなりえないようです。つまり、気力や精神状態についてはPATMによって、またはPATMになる原因のストレスによって引き起こされていると考えたほうが自然です。ですから、今回は仮説の作成には至りませんでした。

 

次回に続きます。